インタビュー|築上郡の歯医者・歯科|有本歯科医院

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歯だけでなく、人間を診療しています

当院の院長は地域に密着して診療してきたので、患者さまのご親戚と知り合いであるなど、どこかしらで人脈がつながっていることがよくあります。私もそうした姿勢から影響を受け、患者さまの背景を知って信頼関係作りや治療計画立案に役立てるようになりました。患者さま一人ひとりに合った治療をしたいと思います。

対応分野を狭めず、老若男女皆さまのために診療しています

有本歯科医院は開院以来地元の皆さまのために幅広く診療してきたと聞いていますので、築上町の方なら1度は受診したことがあるのではないかと思います。そうした歴史もあり、診療分野や治療メニューを絞っていません。あらゆる方のための歯科診療を提供することがコンセプトです。

「保険適用の範囲で治療を済ませたい」という方には丁寧な保険診療を行いますし、プラスアルファの治療をお求めの方に合わせたプランもご提案できます。その両方を実現するため、勉強も怠りません。歯科医師である私にとって大切なのは、地域の皆さまです。

治療計画は手描きの図解などを交え、何度もご説明

歯科医療には新しい技術もありますし、たった1回のご説明では患者さまにとって理解しづらいことがほとんどだと思います。また、治療を進めていく途中で当初の方法では対応できないことが分かり、治療計画を変更することもあります。そこで私は、治療についてのご説明を何度もすることにしました。ご来院のたびに、今回の内容と次回の予定をお話しします。

長くかかる治療ですと途中で不安になってしまう方もいらっしゃいますので、「全体のうち、今はここですよ」といった進捗状況もお伝えするようにしています。さらに、分かりやすくするための工夫として、写真やパンフレット、手描き資料もよく使いますね。

よく伺うお悩みも、応急処置からお口全体の治療まで様々です

2歳から90歳代まで、幅広いご年代の患者さまを診療しています。ご来院理由も様々です。「取れた歯を付けるだけでいい」という方もいらっしゃれば、「悪いところは全部治療して」と全顎治療を望まれる方もいらっしゃいます。そのどなたにも、当院の考え方を押し付けることなく診療します。

「矯正の観点もあったほうが良い」と思った場合は、私一人で進めず、矯正担当の歯科医師に相談することもあるんですよ。専門性が重視される分野だからです。私の得意分野は歯科口腔外科ですし、単に幅広く診療するだけでなく、専門性を生かしたより良い治療も追求しています。

歯科口腔外科では、親知らずや口腔がんのご相談が多いですね

「親知らずを抜くべきか」というご相談をいただくことが多いです。他院からのご紹介でお見えになる方もいらっしゃいますし、抜くと決まれば私が治療を担当します。

次に多いのは、「口腔がんなのではないか」というお悩みですね。中には、整形外科からのご紹介で受診された方もいらっしゃいました。

実は、初期の口腔がんは症状が少なく、受診してもまずは1ヶ月くらい経過観察をすることになります。早い段階で経過観察を始めれば、早期に診断することが可能です。気になることがあれば不安なお気持ちのまま我慢しないで、受診したほうがいいと思います。当院は大学病院に行くより近くてお仕事帰りに寄れるのも、便利なのではないでしょうか。

親知らずを抜歯せず放置すると、ほかの歯にも影響する恐れが

親知らずは、抜かないでおくメリットが少ないにもかかわらず、デメリットはたくさんあります。例えば、親知らずが痛くなったり周辺が腫れたりするリスクが高くなります。親知らずそのものの問題だけではありません。歯並びに悪影響を及ぼしたり、歯磨きがしづらいために手前の歯を虫歯にしてしまったりする恐れがあります。

「今のところ、痛みも腫れもない」という患者さまが抜歯をためらうのも理解できますから、無理強いはしません。でも、私の親きょうだいだったら抜くことをおすすめしますね。それくらい、ほかの歯への悪影響が心配だからです。

まれではありますが、親知らずが正しく生えている方もいらっしゃいます。そうした場合でも、磨きにくいことに変わりありませんので、磨き残しにご注意ください。

より良い治療を提供するため、知識も医療機器も新しいものを導入

毎日診療だけしていては、歯科医療の発展に取り残されると思います。新しい知識を取り入れるように努めるほか、他院での取り組みについて情報収集し、参考にしています。

良い治療をするためには医療機器も大切ですね。歯科用CTは、早い段階から導入していました。その後、エルビウムヤグレーザーも入れています。炭酸ガスレーザーよりも幅広い治療に使えるのが特徴ですね。また、日々の診療に拡大鏡を使い、患部をしっかりと見て治療しています。

もし私が受診する側だったら、歯科医師は経歴と人柄で選びます

もし私が受診する歯科医院を選ぶ立場だったら、まずホームページを見て、歯科医師の経歴を確認します。どこで学んできて、どんな治療が得意なのか知りたいからです。でも、それだけでは技術や人柄までは分からないので、あとは実際に行ってみて、コミュニケーションをしながら判断します。

歯科医師に求める人柄がどんなものかは、人それぞれでいいと考えています。コミュニケーションが熱心なほうが良いという方もいれば、寡黙な職人肌が良いという方もいらっしゃるでしょう。私の場合は、色々と質問をしても一生懸命に答えてくれる歯科医師から治療を受けたいと思います。

診療の両輪は、新しい技術への対応と継続的なメンテナンス

今後も、新しい知識や技術を取り入れて、そうした治療を望まれる患者さまの期待に応えたいと思います。新しいことに対応できなければ、歯科医院は衰退してしまうと言っても過言ではありません。

同時に、長きにわたってメンテナンスに通い続けてくださる患者さまも、大切な存在です。私がお口の健康を支えるだけでなく、昔ながらの患者さまが当院を支えてくださっています。

新しいことと持続すること、この両方を車の両輪として、これからも診療していきたいと思います。それこそが、築上町で求められている歯科医療だと考えるからです。